2011年3月12日

地震で大切なことを知ったからまとめる

2011年3月11日、15時頃。
京都で仕事のイラストを描いていた時、夫が揺れに気付いた。

「なんか、ぐらぐらしてない?」

自分がめまいを起こしたのかと思ったので、それを聞いた瞬間地震があったのだとようやく気付いてTwitterを覗いた。
地震は宮城、東京、大阪と起きていたらしく既にTLは地震情報で埋め尽くされていた。

自分は事の大きさにまだ気付いていなかったので怖い怖いと呟いていたのだが、実際起きた火災などの写真を見て青ざめた。

思っていたよりも規模が大きかった。

色々考えることが多かったので自戒をこめてまとめる。


情報を流すということ


もう知ってる方はいると思うけど、今回の地震で悪質なデマがTwitterで流れた。
それが多くの人に流されて情報が錯綜しつつあった。

確かな情報か調べようがないというが、そんなことはない。
  • まず落ち着く、深呼吸
  • 詳細な情報がそこに記載されているか確認
  • ご本人に場所や状況を確認
  • 場所が本当か検索をかける
この他にも確かめる方法は多数存在すると思う。

救助を求めている人はいなかったんだ、よかったね。では済まない。
考えてみて欲しい。

混乱に陥るデマが広がって必要以上に膨らんだせいで、本当に救助されるべき人の発見が遅れたりしたらどうなるだろう?

情報を流すということは、責任を伴うことだと考えている。
自分が流したことで、よりたくさんの人に流れてしまった場合「最初にデマ言ったやつが悪いんじゃん」では終わらない。
自分がより多くの人に流したということは、それだけ多くの人を更に混乱させたのだ。

だから、情報を流す前に一度落ち着いて見極めてほしい。


RTをする前に考える


これもそうだけど、RTをする前に一度落ち着いて考えたい。

例えば「救援お願いします。連絡してください」という発言が流れてきたとする。
その場合に自分がやるべきことは本当にRTだろうか?

その人の情報が本当であれば、確実に求めているのは拡散ではなく救援だ。
なら119番に連絡をする等を優先すべきなのではないか。

「どこのお店が開放している」
「体を温める方法」
「Twitter上で今対応できる医師の方々」
拡散されるべきはこういった情報ではないかと思う。
勿論これも情報として確かか確認するべきではあるけれど。

長くなってしまったけれど、慌ててRTをする前に情報の確認を怠らないこと。

「自分に何が出来るのか」と多くの人が考えていたけれど、
被災地の方々と違って余裕のある人は、情報が正確なものかどうかきちんと判断する時間があるのだから、デマや間違った情報に左右されないように気を付けることも出来ることのひとつだと私は思う。


TLは流れるもの


特にTwitterというツールはチャットと同じなので、文章を打ち込めばどんどん流れていく。
そして、自分の呟きは他人のタイムラインにも流れる。

本当に必要な情報だけが流れるべきだと再認識させられた。

Twitterは一番身近な情報共有ツールだ。
そこを普段から認識しておこうと思ったのでここにメモしておく。

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