2011年3月31日

発想力はどこから生まれるか ―fujimonao的見解―

「お前はよくそんな発想ができるもんだ」

上のような言葉を言われたことがよくある。

それはどれも自分にとっては褒め言葉だと捉えている。
もしかしたら呆れられているのかもしれないが、私は全てこれを「他とは一線を画したのだ」と胸を張って生きてきた。

そんな私が発想力をどう鍛えるかということを、ほぼこじつけでここに記してみる。
極論でこじつけ前提ということを理解しておいてもらいたい。

無意識の欲望から生まれる

発想というものは、大体無意識の世界だと思っている。
無意識に欲するありとあらゆるものを組み合わせて新しい発想へと繋げていく。

小学5年生の時に音楽の授業で「あなたが考えたオリジナルの楽器を描きなさい」という題で画用紙一枚を渡され、45分以内にそれを記すことになった。
思い思いに描く中、私は10分ほど自分の世界に浸った。

目の前にはキーボードのような直立した機械。
しかし鍵盤を覚えられない私は、音階が数種組み合わさったボタンをそこに設置する。
これでボタンに触れるだけでまるでプロのように鍵盤の音を出せるのだ。
その他には音量調節ボタン、鍵楽器類数種の音を好きに出せるボタン、とにかく欲しいものを詰め込んだ。

そして紙に起こす。
絵は元々得意だったので、それらボタンがごった返してしまうことがないように並べて20分で完成。

その課題でとても素晴らしいと先生に褒められたことは今でも覚えている。
「なぜこんな楽器を思いついたの?」と言われ、私はただ一言「欲しかったからです」と答えた。

自分が常日頃から「こんな機能があればいいのに」「こうすればいいのに」という無意識の欲望から、新しい発想は生まれると思っている。

発想力は妄想力

無意識の欲望といえば、妄想じゃなかろうか。
ということは発想力=妄想力?

私たちは常に妄想をどこかで繰り広げている。

一番痛いところでいえば、中学二年生の頃に「俺の右腕の封印が解ける…!」と言って腕を押さえたり。
一番身近なところでいえば、ブログをやっている人は有名ブロガーになって本を出す自分を思い描いてみたり。

普段は言えない妄想が常につきまとっている。

しかし、これを見返せば全て自分の欲求そのままなのだ。
中学二年生が患う「右腕の封印」も、普段読んでいる漫画やアニメが面白くて自分がその主人公になりたい欲求を表に出している。
有名ブロガーになって云々も、その先で人々に持て囃されたい欲求が働いて妄想の中でにやにやしている。

発想力=妄想力であれば、これらは全て発想力に繋がる。

もしもあなたの妄想力が誇れるほどに凄いのであれば、やり方さえ掴んでしまえば発想力にそのまま転換できるかもしれない。

というわけで、今度は妄想力の鍛え方を取り上げてみようと思う。

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